2023/6/26 為替相場 雑記

為替相場

USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。

米国の各指標

本日の経済指標の発表はなし

USD/JPYの状況

USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況

米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
 2年 ・・・4.748→4.705に下落
 10年・・・3.737→3.692に下落

IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション

基準日投機筋ポジション
(円買い)
投機筋ポジション
(円売り)
NETポジション
2023/5/1629,49494,285-64,791
2023/5/2336,760117,420-80,660
2023/5/3040,738136,929-96,193
2023/6/634,151138,968-104,817
2023/6/1337,088141,064-103,976
2023/6/2032,244139,900-107,656
単位:枚

IMMの表からわかること

  • 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
  • 6/13→6/20の一週間で円買いも円売りも微減。ということはポジション解消が進み始めたということ。この動きは6月末にかけて進むと予想。

その他(本日のニュース記事等)

Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)

  • 【ロシア】ワグネル撤収、プリゴジン氏亡命へ-米も事前に情報把握か
    メモ:プリゴジン氏の反乱は収束。アメリカは21日時点で把握しており、核の管理体制を懸念していたとのこと。
    USD/JPYへの影響:円買い。プーチン氏の権力が続くうちは核の管理体制に変動はないものの、革命が起きれば不透明感が生まれてしまい、リスクオフに伴うポジション逆流による円買いを予想。
  • 米国債の逆イールドは24年まで続く、景気後退入りは先-MLIV調査
    メモ:ブルームバーグの調査に参加した回答者の80%が米国債は2024年まで長短利回りの逆転、逆イールドが続くと予測している。
    USD/JPYへの影響:ドル買い。債券の利回り上昇はドル買いと連動する傾向あり。
  • 「中銀のプット」、コロナが消滅させた-JPモルガンのグロース氏
    メモ:コロナ渦で金融緩和により市場にあふれた資金がいまだに経済に残っており、中銀は安易に利下げをすることができなくなった。
    USD/JPYへの影響:ドル買い。金融引締めによる高金利の長期化は、引き続きUSD/JPYの上昇世要因となる。
  • 世界の空きオフィスビル、債務の時限爆弾に-家主はデフォルト選択
    メモ:米・英・香港で商業用不動産の需要低下による影響が出てきている。主に価格下落とテナントの喪失、設備刷新の停滞。オーナーによっては債務返済をあきらめ差し押さえを選ぶケースもある。
    USD/JPYへの影響:円買い。債務返済の放棄は銀行の不良債権の増加に繋がり銀行の経営も圧迫、最終的には対象国の金融不安につながる。ただし円買いにつながるまでにはあと1年程度はかかると想定。

コメントと今後の予想

ロシアでのプリゴジン氏の反乱は既に治まっているものの、その影響かUSD/JPYは若干下げ、米国債は2年ものも10年ものも下落。USD/JPYは一度は142円台まで下落するものの現在18:30時点では143.15近辺まで上昇してきている。

本日は米国の指標は特になし。
あちこちの記事やyoutubeの動画を見て回ったものの、USD/JPYのショートを推奨しているような記事はどこにもないなぁ。まぁそりゃそうだ。

とはいえここまで貫いた6月末USD/JPY下落目掛けてのショートへの賭けについては今週いっぱいは維持する予定。多少下落したところで損は取り戻せそうにないんだけどね。

現在のポジションとポジションメイクの理由

現在のポジション

なんとか6/24に作ったショートポジションは維持。

ポジションメイクの理由

取り急ぎ6月中は、USD/JPYの上昇しきったところで再度ショートポジションをとる動きを繰り返すことにする。

理由は以下のとおり。近々下落相場に入るとは思うんだけれど、それがいつになるのかが読めず、とにかく上がったとこでショートするしかない。直近だと6月末までの次週1週間が最も確率が高いと想定。一方で7月に入った場合には長期戦になると想定されるため、ポジションは解消して様子見をする予定。

  • 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
  • IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
    (6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照)
  • ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)

※2 Bloombergの6/12の記事より
  「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」

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