USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。
米国の各指標

USD/JPYの状況
USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況
米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
2年 ・・・4.720→4.731に上昇
10年・・・3.752→3.737に下落
IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション
基準日 | 投機筋ポジション (円買い) | 投機筋ポジション (円売り) | NETポジション |
---|---|---|---|
2023/5/16 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
2023/5/23 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
2023/5/30 | 40,738 | 136,929 | -96,193 |
2023/6/6 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
2023/6/13 | 37,088 | 141,064 | -103,976 |
2023/6/20 | 32,244 | 139,900 | -107,656 |
IMMの表からわかること
- 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
- 6/13→6/20の一週間で円買いも円売りも微減。ということはポジション解消が進み始めたということ。この動きは6月末にかけて進むと予想。
その他(本日のニュース記事等)
Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)
- 介入警戒も円安の緊迫感高まらず、脱コロナでプラス面拡大も意識
メモ:140円台後半まで円安が進めば介入警戒が入るも、日本として円安のメリットも大きい状況で直近で円買いを進めるような動きを日銀がとることはないだろう。。米欧の景気も徐々に弱くなる見込みで今年9月から来年にかけて円高に進んでいくだろう。
USD/JPYへの影響:直近:円売り、長期的には円買い。 - インサイト】日銀の植田総裁、急激で極端な円安進行なら警鐘も
メモ:1ドル=150円に近付けば日銀が下落にブレーキをかける可能性もあるが、財務省の為替介入もない中日銀が動く可能性は低い。ただしある程度のリスクシナリオも想定が必要。
USD/JPYへの影響:円売り。まだUSD/JPYは高すぎるという段階ではない。 - ECB、過剰な利上げは容認できる姿勢でない-ポルトガル中銀総裁
メモ:インフレは低下しつつあり早期な利上げ停止が必要。
USD/JPYへの影響:円買い。少なくともEUR/JPYはの下落による円安の可能性は低い。 - ECBレーン氏、「7月の追加利上げは妥当」-9月以降の判断尚早
メモ:7月の利上げ及び、継続的な金利水準の維持が適切と予想。
USD/JPYへの影響:円売り。長期間現在の金利差が続くため。 - バイデン大統領、米経済のリセッション回避を見込むと表明
メモ:翌月にはリセッション入りするとエコノミストが言い続けてきたが、力強い労働市場やインフレ抑制のための政権の取り組みに言及したうえで「そのような事態になるとは思わない」と語った。
USD/JPYへの影響:フラット。現状そのまま。 - 米経済データは予想上回る力強さ、リセッション懸念を寄せ付けず
メモ:5月の新築一戸建て住宅販売は約1年ぶりの高水準。6月の消費者信頼感は2022年初め以来の高い水準。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。米国の高金利がこの先も続く見込みなことから。 - 米国債下落、利上げ再開の観測強まる-予想上回る経済指標受け
メモ:新築住宅販売と消費者信頼感の経済指標が市場予想を上回ったことで利上げを再開するとの観測が強まり、米国債が売られた。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。米国債の売りによる債券金利の上昇はドル買いにつながるため。
現在のポジションとポジションメイクの理由
現在のポジション

6/28の早朝に144.15で再作成したショートポジションがあったのだけれど、16時過ぎの欧州時間の円安相場の動きであっけなく消失。先ほど144.23まで上がったところで再度ショートポジションを作成。
ポジションメイクの理由
6月中のポジションメイクの理由は後述のとおり。近々下落相場に入るとは思うんだけれど、それがいつになるのかが読めず、とにかく上がったとこでショートするしかない。直近だと6月末までの次週1週間が最も確率が高いと想定。一方で7月に入った場合には長期戦になると想定されるため、ポジションは解消して様子見をする予定。
- 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
- IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
(6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照) - ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)
※2 Bloombergの6/12の記事より
「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」
コメントと今後の予想
本日、日中は143.90~144円近辺をうろうろ。16時以降の欧州時間に円安になり144.25まで上昇するもその後急落し、143.80台。恐らく円買い勢を狙ったストップロス狩りの動きと、22:30からの各金融総裁(米国パウエル議長、欧州ラガルド総裁、日本植田総裁)の発言でのサプライズを警戒してのポジション調整によるものかなと推測。
恐らく22:30近辺で相場が大きく上下すると思うので、ポジションは小さめに。なお今日の発言で植田総裁が現状の円安に対して何のコメントもしなかった場合、急激にドル買い円安となる危険がある。
小さく持っているショートポジションは、もちろん指値による損失カバーも忘れずに設定。
さてドル円ショートに賭ける期間である6月もあと残り2日。資本金を削りきらないよう注意しながら7月以降の投資の計画を立てようと思う。
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