USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。
米国の各指標

USD/JPYの状況
USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況
米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
2年 ・・・4.886→4.877に下落
10年・・・3.860→3.839に下落
IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション
基準日 | 投機筋ポジション (円買い) | 投機筋ポジション (円売り) | NETポジション |
---|---|---|---|
2023/5/16 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
2023/5/23 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
2023/5/30 | 40,738 | 136,929 | -96,193 |
2023/6/6 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
2023/6/13 | 37,088 | 141,064 | -103,976 |
2023/6/20 | 32,244 | 139,900 | -107,656 |
IMMの表からわかること
- 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
- 6/13→6/20の一週間で円買いも円売りも微減。ということはポジション解消が進み始めたということ。この動きは6月末にかけて進むと予想。
その他(本日のニュース記事等)
Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)
- ドル・円は一時7カ月半ぶり145円、急速で一方的な動きと鈴木財務相
メモ:6/30にUSD/JPYは145円台まで上昇。鈴木俊一財務相は急速で一方的な動きと円安をけん制し、144円台まで戻すも日米の金利差を受けての上昇の動きは強い。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売りの動きは引き続き強い。 - 「ホットマネー」、預金流出穴埋めか-米地銀の経営揺さぶる恐れ
メモ:3月の金融不安に伴う預金引き出しを受け、米地銀はブローカー預金(高金利の預金)に頼らざるをえず、特にブローカー預金の比率の大きい米地銀は株価が大きく売られている。
USD/JPYへの影響:フラット。なんらかのはずみでブローカー預金の引き出しが急ピッチで進み金融不安が再燃すれば、ドル売り円買いになるかもしれないが、限定的と想定。 - 来週のドル・円は上昇継続か、145円乗せで日本の当局の対応が焦点に
メモ:財務相や財務官の発言としては「注視」にとどまっておりまだ弱い。30日の米国の指標が強ければ146円を超えて円安が進む恐れあり。弱くても下げは限定的であり、金利差が続く限り来週は再び円安が進むだろう、との意見あり。
USD/JPYへの影響:短期はフラット。長期は円安。 - JPモルガン、米国債に強気の見方を撤回-予想より好調な経済指標で
メモ:JPモルガン・チェースは29日に発表された好調な米国の指標を受け米国債のロングポジションを解消。今後数日で現在米国債のロングポジションを保有している投資家のポジション解消が進むリスクがある、とのコメントあり。
USD/JPYへの影響:円売り。米国債の下落はUSD/JPYの上昇と連動する場合が多いため。 - 円は一段安となる恐れ、日本政府介入の公算小さい-BofA
メモ:バンクオブアメリカのストラテジストは9月に147円を付けると見込む。日本としては円安のメリットも大きく、150円と劇的に円安とならなければ日本政府は為替介入は控えるだろうとコメント。
USD/JPYへの影響:円売り。金利差によるドル買い円売りを見込む意見はやはり多い。
現在のポジションとポジションメイクの理由
現在のポジション

6/29に144.80円台で作成したショートポジションも、本日日中に145円を超えたあたりでストップロス。その後144.98あたりまで下がったところで新しくショートポジションを作成。
ポジションメイクの理由
6月中のポジションメイクの理由は後述のとおり。近々下落相場に入るとは思うんだけれど、それがいつになるのかが読めず、とにかく上がったとこでショートするしかない。直近だと6月末までの次週1週間が最も確率が高いと想定。一方で7月に入った場合には長期戦になると想定されるため、ポジションは解消して様子見をする予定。
- 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
- IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
(6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照) - ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)
※2 Bloombergの6/12の記事より
「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」
コメントと今後の予想
今晩の米国の指標は好調不調まちまち。結果USD/JPYは日中の145から144.30近辺まで低下。
とはいえ、ブルームバーグの記事を見てもらえばわかるとおり、ドル円は金利差から上昇が見込まれている状況。6月中のショートポジションの理由になっていた米国債ショートの巻き戻しも、米国の好調な指標を背景に逆にショートが増えているという記事が出てきている始末。
ただ記事や経済指標の状況とは別で、現在6/30 23:30時点の為替相場の雰囲気としてはドル円が下落しているように見え、現在USD/JPYは144.30近辺。ただし機能も144.20近辺まで下落したところでUターンして145円を目指す動きとなったので、同じ動きとなるか。
心配していた投資資金の残分はだいぶ悲惨なことになっている。昨日も書いたけど、ここから削られた投資資金を稼ぎなおすのは、よほど良い相場の波に乗らないと無理だろう。
取り急ぎ、現在のショートポジションはプラマイゼロとなる位置に反対売買の指値を入れて置き損失がでないようにしてから今日は眠ることにする。
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