2023/7/10 為替相場 雑記

為替相場

USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。

米国の経済指標

USD/JPYと米国債の状況

USD/JPY 15分足

米国債/為替/政策金利 日足チャート ※2022年~現在

IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション

基準日投機筋ポジション
(円買い)
投機筋ポジション
(円売り)
NETポジション
2023/5/1629,49494,285-64,791
2023/5/2336,760117,420-80,660
2023/5/3040,738136,929-96,193
2023/6/634,151138,968-104,817
2023/6/1337,088141,064-103,976
2023/6/2032,244139,900-107,656
2023/6/2738,018150,888-112,870
2023/7/341,713159,633-117,920
単位:枚

その他(本日のニュース記事等)

現在のポジションとポジションメイクの理由

現在のポジション

7/7の米雇用統計発表後の下落相場の中で作成したポジションは、本日7/10の日中に143円近く上昇する中で利確してしまった。その後下落の勢いがありそうに見えたのでショートポジションを再作成。現時点では利益が出ている状況。

一度144円近くまで上昇すると思ったのだけれど、すぐに反転してしまった。これなら143円のショートをそのまま持ち続けた方が利益が出ていたはず。強気の時は思ったように反転してくれないのに、弱気の時にビビッて利確すると、反転したりする。何なの?

ポジションメイクの理由

7/10は、7月末の日銀政策決定会合でのYCC修正期待と、米国の決算シーズン突入に伴うポジション調整とが相まって円買いの動きになる可能性が高いとみているため。

コメントと今後の予想

水曜日までは特に目立った指標の発表はないため、7/9の記事で書いた通り、現在想定している下落シナリオにしたがってショートで博打を打つ予定。

下落シナリオというのは、7月末の日銀政策決定会合でのYCC修正期待と、米国の決算シーズン突入に伴うポジション調整とが相まって円買いの動きになる可能性が高い、というもの。実際に本日7/10も日中の日本時間の間は円売りで動いたものの、欧米時間して現在141.60円近辺をうろうろ。いまのところ想定どおり。

なので7月中は何らかの追加情報が無い限りは基本的にはUSD/JPYはショートで攻める。注意点として植田日銀総裁からYCC見直し不要発言が飛び出したり、想定よりも米国の企業決算(特に地銀)の結果が良かったりすると、一転してUSD/JPYは上昇(ドル買い)となる見込みなので、そこには注意したい。

今後の長期的な投資の方針 ※日々見直してブラッシュアップ

米国や欧州、英国のリセッションが近々始まるのは間違いないとは思う。実際に兆候は出てきているので、あとは以下の3点について検討が必要。しばらくは毎日読み直し&加筆修正していく。

※メモ:見直しは「データ置き場」ページに載せた長期チャートを見ながら行うこと

  • いつ頃本格的にリセッションとなるか
    →早いタイミングでいれば2023年7月中旬の米銀決算発表シーズンからと予想。
     ここを無難に通貨した場合には米国、欧州、英国、中国いずれかのリセッションを待つことになる。タイミングは経済指標次第ではあるけれど、2023年後半~2024年か。
    →(7/11追記)
     7月中旬に多少の金融不安が起きたとしても小規模なものになり、本当の金融危機は政策金利の上昇が止まってから数カ月~数年しないと起きないか。過去のチャートを見ると政策金利の上昇が止まった後に起きているように見える。
     ただし今回の利上げは1988年以来の急激な利上げなため、金利引き下げを開始してから起きる可能性もあるか。
  • リセッションとなった場合にどのような取引をすべきか
    その時点までに積みあがったポジションの巻き戻しの波に乗る。
     円、スイスフラン、金など安全資産への資金の移動の波に乗る。
    →(7/11追記)
     「その時点までに積みあがった」の部分が重要。過去の例を見ると必ず円が上昇するわけでなく、直前で下落していた場合は、危機の際に上昇する(巻き戻している)。
  • 作ったポジションはいつ引き上げるべきか
    →正直、波の原因となった事象次第だけれど、基本的には長期的な動きとなるかどうかによって短期ポジションとするか長期ポジションとしてガチホするかが変わる。
    小規模な銀行の破綻くらいであれば1~2週間の短期間。経済悪化系であれば1~2年。
    →(7/11追記)
    金利差が大きいときはせいぜい1カ月、金利差が縮小する見込みがあるのであれば1年以上かかることも

どうせ何回か見直しているうちに考えは変わるので、思いついたまま書きなぐっておく。

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