一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 米失業保険申請が減少、ハリケーンの被害で振れやすい状況続く ※【10/17】Bloomberg
- 米住宅着工件数は減少、集合住宅の落ち込み響く-予想にほぼ一致 ※【10/18】Bloomberg
- 【米国市況】S&P500種、週間で今年最長の上昇-ドルは149円台半ば ※【10/19】Bloomberg
米国 金融政策/為替・金利相場
- 米アトランタ連銀総裁「辛抱強くなる」、追加利下げ急がない姿勢強調 ※【10/19】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 日銀は今月利上げの必要性乏しいとの認識、今後は排除せず-関係者 ※【10/18】Bloomberg
- 金融市場は引き続き不安定、極めて高い緊張感持ち見ていく-日銀総裁 ※【10/18】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- ECBの利下げ、ペースや規模で柔軟性の維持が必要-仏中銀総裁 ※【10/18】Bloomberg
- 中国経済成長、7-9月にさらに鈍化-追加刺激策の必要性浮き彫りに ※【10/18】Bloomberg
- イタリアの格付け見通し、安定的からポジティブに引き上げ-フィッチ ※【10/19】Bloomberg
- トルコ、7会合連続で金利据え置き-利下げ遅れる見通し ※【10/19】Bloomberg
現在のポジション

一週間の振り返り(コメント)
- USD/JPY・・・週を通じて上昇の流れ。ただし動きはとても小さい。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同じ動き。
- TRY/USD・・・珍しくドル円とほぼ同様。ドルが上昇傾向なのに、珍しい動き。
- 米短期・長期金利・・・2年金利<10年金利の状態も差がほとんどない状況が続く。
- IMM投機筋ポジション・・・円買いポジション減少の流れが一時停止。
長期的な投資の方針(おまじない) ※週次で見直し
2023年の相場からの教訓
金利差拡大に沿ったポジション
・・・ポジションを持ったらガチホも辞さず。
金利差拡大に沿っていたとしても短期的には流れが反転した場面で負ける場合もある。
ポジションを抑えて損切りラインを決め、それを超えたらおとなしく損失確定。
損切ラインはある程度(約50pips)広く。
ポジションを抑えていれば損切りも怖くない。
金利差拡大に沿わない調整による反転狙いのポジション
・・・利益が出たらすぐ利確。長くても一週間は保有しない。
- いつ頃本格的にリセッションとなるか
・金融危機は政策金利の上昇が止まってから数カ月~数年しないと起きないか。過去のチャートを見ると政策金利の上昇が止まった後に起きているように見える。
・ただし今回の利上げは1988年以来の急激な利上げなため、金利引き下げを開始してから起きる可能性もあるか。 - リセッションとなった場合にどのような取引をすべきか
・その時点までに積みあがったポジションの巻き戻しの波に乗る。
・必ず円が上昇するわけでなく、直前で上昇していた場合に危機が起きたときに反転下落する。 - 作ったポジションはいつ引き上げるべきか
・金利差が大きい時はせいぜい1カ月で反転する。
・金利差が縮小する見込みがあるのであれば1年以上かかることも。
次週の取引計画について
今週はドルが微増の流れ。149円台から微増し、一時150円台を超えるもすぐ逃げらしく149円台のままで週末となった。
トルコリラの買いポジションは、先週に続きじりじりと上昇。トルコは今月も政策金利50%を維持しており、そういった動きを背景としての動きかもしれない。なおTRY/JPYが上昇するとともにUSD/TRYも微増。

上のグラフを見ると、TRY/JPYとトルコリラ建玉数量はともに上昇の流れ。FRBは利下げを急がないようだし、日銀も少なくとも今月は利上げを見送るよう。よって少なくともUSD/JPYはしばらく上昇の流れが継続すると思われる。
トルコリラの買いポジションが溜まっている状況は継続。どこかでロスカット狩りが実行されると想定しているけれど、なかなかその時は訪れない。TRYを買うとしたら暴落が起きて250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングと考えているけれど、もしかしたら2025年後半とかまだまだ先のことなのかもしれない。直近だと、米大統領選挙が終わって相場参加者が油断しそうな11~12月頃が危ないと考えている。同時期にトルコ中銀が政策金利の引き下げを行うと想定し見込みで、その前後で暴落が発生するのでは、と想定している。長期投資の計画なので、別に急いで投資する理由もなく、基本的にはしばらく様子見を予定。
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