一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 【米国市況】S&P500小反落、週間では今年最大の上昇-151円台前半 ※【3/23】Bloomberg
- 銀行の資本規制強化案、大幅に修正される公算大-バーFRB副議長 ※【3/23】Bloomberg
米国 金融政策/為替・金利相場
- なし
日本 金融政策/為替・金利相場
- 【コラム】マイナス金利終焉、日本も世界も感謝すべきだ-オーサーズ ※【3/20】Bloomberg
- 春闘第2回集計、平均賃上げ率5%維持、追加利上げの判断材料に ※【3/22】Bloomberg
- デフレ脱却へ日銀と連携し機動的に政策運営、景気判断維持-月例報告 ※【3/22】Bloomberg
- 日銀マイナス金利解除、米国債や日本の外債需要に影響せず-ドイツ銀 ※【3/23】Bloomberg
- ゴールドマン、ドル高・円安方向に予想修正-穏やかなマクロ環境で ※【3/23】Bloomberg
- ヘッジファンド、円の弱気ポジション積み増し-日銀利上げはハト派的 ※【3/24】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- トルコ中銀、予想外の利上げ-選挙控えリラ安定目指す ※【3/21】Bloomberg
- 中国首相、リスクの深刻度否定し政策余地を強調-中国発展フォーラム ※【3/24】Bloomberg
現在のポジション
なし
一週間の振り返り(コメント)
- USD/JPY・・・先週のドル円上昇の流れが続き、週初の148円から週末にかけて151円中盤まで上昇。日銀がマイナス金利の解除を発表したけれど、金利差の縮小はまだまだ先との見方が優勢だったと思われる。
- TRY/JPY・・・ドル円と同じような動きで週を通じて上昇。またトルコ中銀が政策金利を45→50%に上げたのも影響して最近で一番の上昇幅。う。
- TRY/USD・・・トルコ中銀が政策金利を45→50%に上げたことで対ドルで1%程度上昇したよう。
- 米短期・長期金利・・・ドル円は上昇したけれど金利は長短ともに下落。
- IMM投機筋ポジション・・・円売り解消の動きは終了。再度円売りの動きが強まっているように見える。
長期的な投資の方針(おまじない) ※週次で見直し
2023年の相場からの教訓
金利差拡大に沿ったポジション
・・・ポジションを持ったらガチホも辞さず。
金利差拡大に沿っていたとしても短期的には流れが反転した場面で負ける場合もある。
ポジションを抑えて損切りラインを決め、それを超えたらおとなしく損失確定。
損切ラインはある程度(約50pips)広く。
ポジションを抑えていれば損切りも怖くない。
金利差拡大に沿わない調整による反転狙いのポジション
・・・利益が出たらすぐ利確。長くても一週間は保有しない。
- いつ頃本格的にリセッションとなるか
・金融危機は政策金利の上昇が止まってから数カ月~数年しないと起きないか。過去のチャートを見ると政策金利の上昇が止まった後に起きているように見える。
・ただし今回の利上げは1988年以来の急激な利上げなため、金利引き下げを開始してから起きる可能性もあるか。 - リセッションとなった場合にどのような取引をすべきか
・その時点までに積みあがったポジションの巻き戻しの波に乗る。
・必ず円が上昇するわけでなく、直前で上昇していた場合に、危機の際に反転下落する。 - 作ったポジションはいつ引き上げるべきか
・金利差が大きいときはせいぜい1カ月で反転する。
・金利差が縮小する見込みがあるのであれば1年以上かかることも。
次週の取引計画について
3/19に、ついに日銀がマイナス金利の解除を発表した。とはいえ政策金利の日足チャートを見ての通り、日本の政策金利の上昇は微々たるもの。サプライズがなかったことでドル円は151円まで上昇。
一方トルコリラの方は、トルコ中銀がサプライズの利上げ(45→50%)を行ったことで円だけでなく対ドルでも上昇。ただし建玉数量はそこまで伸びていないよう。

今回のトルコ中銀の利上げは、トルコリラの下落の流れを断ち切るきっかけになるかもしれない。ただし円売りの流れは今週でひと段落すると思われ、今後トルコリラ円が上昇し続けるかは疑問。まだ購入は見送りかな。
以前にも書いたとおり、エントリのタイミングとしてはトルコリラ/円の建玉が300,000を下回り、トルコリラ/ドルの下げの流れが落ち着いたタイミングとし、来週も様子見。
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