2024/4/29週の振り返りと次週の取引計画

為替相場

一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画

一週間の相場の動き

USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事

米国 経済

米国 金融政策/為替・金利相場

  • なし

日本 金融政策/為替・金利相場

その他 欧州、新興国

現在のポジション

なし

一週間の振り返り(コメント)

  • USD/JPY・・・週初の158円台からさらに上昇し160円台となるも、日銀の為替介入と思われる円買いに伴い一時155円台まで大きく下落。その後も為替介入かのような大きな円買いや米失業率が予想よりも悪化したことを受け、上限に大きくふらふらと動き、週末時点では152円台まで下落して終了。1週間に8円近く動くという稀な大相場となった。
  • TRY/JPY・・・ドル円と同じ動き。あまりトルコリラ独自の動きがあったようには見えない。4.85円台から4.73円台まで下落して終了。
  • TRY/USD・・・週を通じてレンジ相場
  • 米短期・長期金利・・・長短金利ともに下落。逆イールド解消の動き見えず。
  • IMM投機筋ポジション・・・円売りポジションが微減。先週からの円売りの動きにストップがかかったように見える。

長期的な投資の方針(おまじない) ※週次で見直し

2023年の相場からの教訓

 金利差拡大に沿ったポジション
    ・・・ポジションを持ったらガチホも辞さず。
       金利差拡大に沿っていたとしても短期的には流れが反転した場面で負ける場合もある。
       ポジションを抑えて損切りラインを決め、それを超えたらおとなしく損失確定。
       損切ラインはある程度(約50pips)広く。
       ポジションを抑えていれば損切りも怖くない。
 金利差拡大に沿わない調整による反転狙いのポジション
    ・・・利益が出たらすぐ利確。長くても一週間は保有しない。

  • いつ頃本格的にリセッションとなるか
    ・金融危機は政策金利の上昇が止まってから数カ月~数年しないと起きないか。過去のチャートを見ると政策金利の上昇が止まった後に起きているように見える。
    ・ただし今回の利上げは1988年以来の急激な利上げなため、金利引き下げを開始してから起きる可能性もあるか。
  • リセッションとなった場合にどのような取引をすべきか
    ・その時点までに積みあがったポジションの巻き戻しの波に乗る。
    ・必ず円が上昇するわけでなく、直前で上昇していた場合に、危機の際に反転下落する。
  • 作ったポジションはいつ引き上げるべきか
    ・金利差が大きいときはせいぜい1カ月で反転する。
    ・金利差が縮小する見込みがあるのであれば1年以上かかることも。

次週の取引計画について

さすがに4月以降のドル円の上昇が目立ちすぎたのか、今週は160円台への上昇の動きから一転して急落2回、その後の失業者数増加の方によりさらに下落し、週末時点で152円台で終了。1回目の急落は日銀の介入のように見えるけれど、2度目はどうだろ。不明。

先週書いた通り、ドル円の上昇に伴い積み上がっていた円売りポジションが急速に解消された結果、1週間で8円動くという大相場となった。日銀があえて日本のGW期間を狙ったのだろうか。それとも投機家が日本の個人投資家を狙って売り仕掛けたのだろうか。答えは月末の日銀の介入実績を見るまでわからない。

トルコリラは、今週も無風。ただ、下記TRY/JPYの建玉数量は想定外に大きく動いている。

上記のとおりたった一週間で、先週まで続いた建玉数量の減少分をほぼ取り戻している。
正直、意味が分からない。というのは、最近外為どっとこむがトルコリラの売買比率を公表しており、トルコリラの建玉数量のうち買いと売りの比率が、あくまで参考ではあるけれど多少把握できることがわかった。(なお外為どっとこむの売買比率の掲載の可否の確認はまだなので売買比率の掲載はしない)その結果、例えば先週までは徐々に買いポジションが決済され少なくなっていたようで、ここまでは納得感があるのだけれど、今週に入り急激にトルコリラが買い増しされていることがわかった。

で、買い増しされている理由が全くよくわからない。円が買い戻される流れになりトルコリラの下落は今後も続くと自分は予想しており、ここでトルコリラが買い増すのはリスクが高いかなと思う。

今年のGWは波乱が起きたけれど、個人的には5月いっぱい~6月中旬まではこの波乱の動きが続くと考えている。理由としては6月の米国決算シーズンに向けてのポジション調整機関に入るため。投機家がため込んだあちこちのポジションを解消する動きが出て、いままでの動きが逆転する可能性がある。なので個人的には6月後半まではポジションを持ちたくない。

エントリのタイミングは「トルコリラ/円の建玉が300,000を下回り、トルコリラ/ドルの下げの流れが落ち着いたタイミング」(7月以降に少し見直しをする予定)。取り急ぎ来週も来週も様子見とする。

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