一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

※上記グラフは以下のページにも掲載。
IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- ウォール街が見逃した疑わしき兆候、10億ドルのフィンテック企業破綻 ※【4/25】Bloomberg
- 米航空業界では景気後退が既に本格化-サウスウエスト航空CEO ※【4/25】Bloomberg
- 【米国市況】株は4日続伸、ハイテクが主導-円は一時144円03銭 ※【4/26】Bloomberg
- 米景気後退の確率45%、トランプ関税が消費圧迫-エコノミスト調査 ※【4/26】Bloomberg
米国 政策/為替・金利相場
- トランプ氏、関税猶予の再延長に否定的-日本との合意「非常に近い」 ※【4/25】Bloomberg
- パウエルFRB議長、「遅過ぎる男」のレッテルも政策ミスよりまし ※【4/27】Bloomberg
- トランプ大統領、パナマ運河とスエズ運河での米国船の無料通航求める ※【4/27】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 【債券週間展望】長期金利低下へ、日銀の利上げ後ずれ観測強まる ※【4/25】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- トランプ氏とゼレンスキー氏が会談、「建設的な話し合い」と米側 ※【4/26】Bloomberg
現在のポジション
なし
一週間の値動きのポイント
- USD/JPY・・・142円台で始まり、トランプ大統領のパウエルFRB議長解任発言で一時139円台まで急落。その後は解任するつもりはないと発言の訂正が報道されて上昇した後、日米の関税交渉でドル円相場が議題に挙がらなかったことを受け、週後半いっぱいドル円が上昇。週末時点では143円台中盤で終了。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.73円台で終了。
- TRY/USD・・・小動きながらも下落継続。
- 米短期・長期金利・・・ドル円とほぼ逆の動き。週末時点では下落。
- IMM投機筋ポジション・・・先週、先々週に続き円買いポジション浄化、円売りポジショ減少でNETポジションは大幅増。
今週の相場について
今週は週頭にトランプ大統領によるパウエルFRB議長の解任発言により急落。その後は日米関税交渉で為替レートに関する話題が出なかったことを受けてドル円は徐々に上昇。
今週も投機筋による円買いは変わらず。パウエルFRB議長の解任発言をネタにさらに円が変われた状況。ただ週後半で円買いが落ち着いたように見える。来週のIMM投機筋ポジションがどうなっているか、要注目。
ポジションについて、相変わらず様子見。139円台まで下落したときに買っとけばよかったのだけどね。もっと下がる気がして買えなかったよ。最近体調も悪いのであまり無理してポジションを持たない方が良いかなと思っている。
トルコの状況だけど、ポジションに大きな変動なし。むしろ微減のように見える。

次週の取引計画
円買い、というよりはドル売りの動きが継続。IMM投機筋の動きとしても円買いドル売りポジションを増やし続けている状況。問題はどこでこの動きが反転するか。以下が直近の主なイベント。
①4/22~4/24の加藤財務相・ベッセント財務相協議 →4/24 ドル円レートの話題は出ず
②4/30~5/1の日銀政策金利決定会合
③5/2 米国雇用統計
~日本勢GW(5/5~5/6)
④5/6~5/7 FOMC
先週も書いたけど、投機筋のポジションの増やし方を見るに、142円台ではまだ満足できない(利益がそこまで出ていない)気がするんだよね。139円台まで下げたところで満足していれば、この先はポジション解消によるドル円上昇が見込めそう。でもちょっと怪しいんだよね。もう少し様子見かな。
6月末の欧米金融機関の中間決済に向け、遅くとも6月上旬にはポジション解消によるドル円の反転上昇が起こると想定している。で、ここまで投機筋のポジションが大きく(=ドル円下落のトレンドが大きい)なるとちょっとやそっとじゃ引かないと思われ、そうすると5/5~5/6GWを狙った仕掛けもあると思うんだよね。
引き続き、米国の経済指標がどうなっていくかを見守るような週になると予想。無理にポジションは持たずに様子見かな。
トルコリラの投資について、潜在的なトルコのリスク(=エルドアン政権のリスク)に今後も引き続き警戒する必要がある。先週、トルコリラ円の下落に伴いトルコリラ買いのポジションがじりじり減っているけど、この流れが続くかに注目。TRYを買うとしたら同暴落により250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングを狙う予定。また2028年までにあるであろう大統領選挙でエルドアン大統領が勝利することは無いと思っていて、エルドアン大統領が負けた後の方が安心して買えると考えている。引き続き、様子見の状況が続く見込み。