一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

※上記グラフは以下のページにも掲載。
IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- トランプ氏、日鉄とUSスチールの提携発表-詳細はいまだ不明 ※【5/24】Bloomberg
- 【米国市況】株とドル下落、トランプ関税巡る懸念再燃-142円50銭台 ※【5/24】Bloomberg
- クック理事、米家計債務が金融システムに及ぼすリスクそう高くない ※【5/24】Bloomberg
米国 政策/為替・金利相場
- ベッセント氏、数週間内に「複数の大型合意」発表あり得る-貿易交渉 ※【5/23】Bloomberg
- ベッセント氏、米国債取引巡る銀行規制の緩和示唆-SLR見直し ※【5/24】Bloomberg
- トランプ氏、EUと海外製スマホへの関税賦課警告-金融市場再び動揺 ※【5/23】Bloomberg
- 【焦点】FRBは穏やかなインフレ静観へ-30日にPCE価格指数発表 ※【5/25】Bloomberg
- セントルイス連銀総裁、FRBは長期インフレ期待の安定に注力必要 ※【5/24】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 【コラム】石破首相のギリシャ発言こそ舌禍、極めて危険-リーディー ※【5/22】Bloomberg
- 6月に日米首脳合意できれば「望ましい」、赤沢氏が3度目の関税交渉 ※【5/24】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- ロシアがウクライナ首都への攻撃強化-25日未明にかけて新たな空爆 ※【5/24】Bloomberg
- 関税50%をトランプ氏が示唆した欧州、首脳ら「冷静さ」呼び掛け ※【5/24】Bloomberg
- EU、SWIFTから20行超のロシア銀行排除検討-新たな対ロ制裁で ※【5/24】Bloomberg
- 米国のインフレ加速、欧州には波及しない見通し―ECBレーン理事 ※【5/24】Bloomberg
- ユーロ圏の賃金の伸びが大きく減速、ECB追加利下げに青信号 ※【5/24】Bloomberg
現在のポジション

一週間の値動きのポイント
- USD/JPY・・・145円台中盤ではじまり、月曜日は米国債格下げを材料に少し下落。これは同日夜間の米国市場が落ち着いていたことで空振りに終わる。次にG7での為替文言修正や日米財務相会談での円安是正を材料にじりじり下げる。最後は金曜日米国時間にトランプ大統領がEUへの50%関税発言やiphoneへの25%関税発言でさらに下げる。結果週を通じて下げ続け、142円台中盤で終了。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.655円台で終了。
- TRY/USD・・・下落継続。
- 米短期・長期金利・・・ドル円の下落に反して上昇。米国売りの流れ。
- IMM投機筋ポジション・・・徐々に円買いポジションを縮小していることが判明。また円売りポジションも増え始めている。そろそろ転換点か。
今週の相場について
米国債格下げによるドル資産安懸念→G7での為替文言修正懸念や日米財務相会談での円安是正懸念でドル円は週を通じて下落。さらに金曜日の米国時間にトランプ大統領がEUへの50%関税発言やiphoneへの25%関税発言でさらに下げた。結果、週末時点で142円台前半までと3円程度下げる展開となった。
ポジションについて、ドル円の上下動に合わせて多少の利益が出る場面もあったけど、結局損失を重ねて週末時点でドル円の買いポジションを持っている。よく考えると直前に発表されたトランプ大統領によるEU関税発言のせいで週明けは窓を開けて下落する可能性があり、なんでこんなポジションもっちゃったのか、と頭を抱えている状況。
トルコリラの買いポジションは、今週もじわじわと上昇。ただトルコリラは対円でも対ドルでも下落中。

次週の取引計画
先週はドル安に影響する材料がリレー形式で続いた結果、ドル円は下落し続けた。週末に追加された欧州50%関税の件とiphone25関税の件による貿易摩擦の激化懸念で一週間ドル円下落傾向は続きそう。ただベッセント財務長官が今後2週間で大型の関税交渉の進展が予想されると発言しており、今後2週間のどこかでドル円の一時的な反発が始まるかもしれない。タイミングの予想なんてできないし無意味なのでしないけど、リスクを減らした状態で小刻みにトライすることはできる。1日辺り1lotを使ってちまちま様子見すること繰り返すかな。
なお投機筋のポジション解消が始まっている。けどちょこちょこドル売りの燃料が投入されるせいでなかなかドル円が上昇しない。本格的なドル円の上昇はしばらく先かな。
トルコリラの投資については、エルドアンリスクがくすぶっている状況ではとても買えない。日本勢のトルコリラ買いが始まっているように見えるし、また投機筋のストップロス狩りが始まる可能性も高い。TRYを買うとしたら250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングを狙う。しばらくは様子見の状況が続く。