2025/5/26週の振り返りと次週の取引計画

為替相場

一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画

一週間の相場の動き

USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

 ※上記グラフは以下のページにも掲載。

 為替/米国債/政策金利の推移 短期データ

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事

米国 経済

米国 政策/為替・金利相場

日本 金融政策/為替・金利相場

その他 欧州、新興国

現在のポジション

一週間の値動きのポイント

  • USD/JPY・・・142円台終盤で始まり一時142.10くらいまで下落するも、日銀の国債買い入れ減額観測からその後は反転上昇。その後は上昇を続け、中盤には米控訴裁が相互関税を違法と判断との報道が流れ、146円台を回復。ただ直後にトランプ大統領が控訴したことで関税は効果を取り戻している。結果、146円台を回復後はドルは下落し、週末時点で144円付近で終了。
  • TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.67円台で終了。
  • TRY/USD・・・下落継続。
  • 米短期・長期金利・・・ドル円の下落に反して上昇。米国売りの流れ。
  • IMM投機筋ポジション・・・徐々に円買いポジションを縮小していることが判明。また円売りポジションも増え始めている。そろそろ転換点か。

今週の相場について

 先週のドル円下落相場から一転、ドル円は上昇相場となった。日銀の国債買い入れ減額観測によって上昇した面が大きく、相場の値動きを見るに日本国債の売り攻めをしていた投機筋が一定程度いたのではと想像している。ただIMM投機筋の円買いポジションが縮小しないことから投機筋は何かを待っている気がする。

 ポジションについて、週前半のドル円下落の際にあきらめずに買いポジションを仕込んだ結果その後のドル円上昇相場のおかげで爆益となった。144円台まで下落したところで利確して、ある程度下げたところで再度買いポジションを仕込んだのが週末時点の状況。こういう週を通じて大きく利益を出すケースはほんと稀。でも心は軽い。

 トルコリラの買いポジションは、今週はほぼ動きなし。対ドルでは下落中。

次週の取引計画

 次週の主な材料は、米国のISM製造業景気指数と雇用統計になると想定。先週5/29の新規失業保険申請件数・継続受給者数が増加傾向にあることから、6月発表の雇用統計はかなり悪化するんじゃないかと思っている。逆に改善していたりすると多少のドル円の上昇はあるかも。ただ最近のドル円の動きを見ると150円に近づくと頭を抑えられるような動きになっているので、上値は限定的かもしれない。あるとしたら投機筋の円買いポジション解消による暴騰によって、スルっと150円台を回復するテールリスクには注意したいと考えている。

 投機筋のポジション解消が始まっているけど、じわじわ減っているだけで大きな解消は起きていない。ここまでスワップ損に耐えているところを見ると、投機筋はまだまだ保有し続けるつもりのように見えるけど、6月末の決算めがけてのポジション解消はそろそろ起きてもおかしくない。とあるニュース記事では投機筋の損益分岐点は148円近辺と言われており、そこを超えてくると一気に相場が動く可能性があるので注意。でも自分が投機筋側だったら、何かしら理由をつけて130円台まで下落させてから利確したいけどね。いずれにせよ、何か大きな動きが起きるとしたら今週かな。

 トルコリラの投資について、エルドアンリスクがくすぶっている状況ではとても買えない。日本勢のトルコリラ買いは止まっており、トルコの金融庁が外国投資家を重要視していないという記事もあったりして、今後のトルコリラはさらに下落が続くかもしれない。TRYを買うとしたら250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングを狙う。しばらくは様子見の状況が続く。