一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

※上記グラフは以下のページにも掲載。
IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 試されるドル安全神話、イスラエルのイラン攻撃に冷静な市場の反応 ※【6/13】Bloomberg
- 【米国市況】株が反落、中東情勢の緊張で原油急伸-ドル144円近辺 ※【6/14】Bloomberg
- テスラに追い風、米安全当局が自動運転車の規制緩和へ-株価上昇 ※【6/14】Bloomberg
米国 政策/為替・金利相場
- 債券上昇へ、30年債入札好調とPPIで米長期金利が低下-オペも支援 ※【6/13】Bloomberg
- FRB、予防的利上げの復活が焦点に-2025年枠組み見直しの議論進行 ※【6/13】Bloomberg
- パウエル議長の任期満了で政策シフトか、市場で強まる利下げの思惑 ※【6/14】Bloomberg
- 対米通商協議、最終合意へ残る障害ない-英首相がインタビューで表明 ※【6/14】Bloomberg
- 米国債、週間で4月以来の大幅上昇へ-強い入札やインフレ抑制追い風 ※【6/14】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 日鉄、米政府と国家安全保障協定-USスチール買収成立予定と声明 ※【6/14】Bloomberg
- 赤沢再生相、G7での日米首脳会談控え合意の可能性探った-関税交渉 ※【6/14】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- イラン、米との核協議もはや「無意味」と主張-イスラエルの攻撃受け ※【6/14】Bloomberg
現在のポジション
なし
一週間の値動きのポイント
- USD/JPY・・・144円付近で始まり、米中関税交渉の進展期待でじわじわ上昇。6/10までかけて行われた交渉により明確な関税率の合意などの発表はなかったものの、今後の交渉継続や関係悪化がなかったことで145円を超えたとこまで上昇するも材料難から上昇はストップ。その後6/11夜の消費者物価指数(CPI)の悪化により、ドル円は急落。その後12日日いっぱい、143円台中盤まで下落を続ける。6/13(金)に9時過ぎに一時142円台まで下落するもイスラエルがイランに大規模攻撃を仕掛けたことが報道され、安全通貨であるドルが買われ再度ドル円が上昇。144円近辺で終了となった。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.65円台で終了。
- TRY/USD・・・週を通じて微減。
- 米短期・長期金利・・・下落。。
- IMM投機筋ポジション・・・先週とほぼ同水準の円買いポジションを縮小と円売りポジションの増加だった。投機筋としても急激にポジション解消して利幅を縮小するのは避けたいと考えていると思われる。
今週の相場について
先週に引き続き144→145→142→144と方向感のない動きとなった。次から次へと、相場を動かす情報の発生が続く油断のできない相場。
ポジションについて、多少利益が出たら利確を繰り返しているけど、唐突に流れが変わるもんだからあまり利益は出ていない。
トルコリラの買いポジションは微増にとどまっている。中東情勢が悪化してきているので、今後の動きも注意。

次週の取引計画
次週の主な材料は6/18,19日に予定されているFOMCと6/17~19で予定されているG7サミット及び日米首脳会談、そしてイスラエルとイランの衝突の状況と考えている。
FOMCは、最近の米国の経済指標の弱さを受け、利下げタイミングに言及があるかどうかが焦点。利下げに前向きな発言があればドル円は下落を想定。G7サミットと同タイミングで予定されている日米首脳会談では日米関税交渉に関して何らかの発言があると想定され、もし早期の合意が期待されるような発言があればドル円は上昇すると想定される。最後にイスラエルとイランの衝突について、おそらく早期の停戦とはならないと考えられ、悪化していくと想定される。6/13(金)のドル円の上昇は安全通貨としてドルが買われた結果との観測もあるけど、個人的にはドル売りポジションの巻き戻しによるものと考えている。さらに中東情勢が悪化すれば、現在の各種ポジションの巻き戻しが加速すると考えられ、その時にはドル円は上昇すると予想している。
上記踏まえると、来週のドル円はFOMCまでは上下に大きく動くレンジ相場になると考えており、下がったところを買い、上がったところを売るのが一番安全かなと考えている。で、FOMCを終えたところでドル円上昇のトレンドが始まる可能性が高いと考えており、同イメージをもとに買場を探っていくことを考えている。
トルコリラの投資については、相変わらずエルドアンリスクがくすぶっている状況なので引き続き様子見。トルコリラの買いポジションの増加は見られず、しばらくは様子見になるかなと想定しているけど、今年の8月あたりに米国の失業率悪化によるドル円下落とトルコリラのストップロス狩りによる下げによりトルコリラが暴落するのではないかと考えており、もしその時に250,000辺りまで建玉がなくなったら一度買いを狙ってみようかなと考えている。