USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事をメモ。
米国の各指標

USD/JPYの状況
USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況
米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
2年 ・・・4.718→4.698に低下
10年・・・3.769→3.725に低下
IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション
基準日 | 投機筋ポジション (円買い) | 投機筋ポジション (円売り) | NETポジション |
2023/5/16 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
2023/5/23 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
2023/5/30 | 40,738 | 136,929 | -96,193 |
2023/6/6 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
2023/6/13 | 37,088 | 141,064 | -103,976 |
IMMの表からわかること
- 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
- 6/13時点で前週に比べ逆張りによる円買いポジションの増加が見られる。
その他付加情報
Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)
- 「日銀いつでも解除可能」と円買い-YCC近く撤廃見込むM&G
メモ:M&Gインベストメンツは日銀のYCC撤廃を見込み円買いに動く
USD/JPYへの影響:円買い。徐々に円が安いと見て円買いに賭ける投資家が出てきている - ドルは142円台に上昇、金融政策格差が円圧迫-日本株安で一時は反落
メモ:先週発表のあった日米の金融政策の方針に伴いドル円は142円台まで上昇
USD/JPYへの影響:フラット。だが、USD/JPYの上値は重いという雰囲気を感じる - 円の貿易加重平均指数が20年ぶり低水準、内外政策ギャップ拡大
メモ:ドイツ銀行が算出する貿易相手国に対する円の強さを示す指数が、6/19に2000年以降の最低水準となった。
USD/JPYへの影響:フラット。ただ円が安すぎるという雰囲気は今後の円買いにつながりやすい。 - 米NAHB住宅市場指数、6月は約1年ぶり高水準-底入れの兆し
メモ:6か月連続の改善。中古住宅の在庫不足により、新築物件に対する買い意欲が引き続き高まっている。ただしそもそも改善し始める前が下落していた。
USD/JPYへの影響:上昇要因。米国経済の先行指数であるため、今後インフレが高止まりする懸念あり。
コメントと今後の予想
USD/JPYは、一度は142円台まで上昇したものの、その後は下落し、141.50円近辺をうろうろ。
本日午前10時頃に142円台まで上昇するも、西村経産相が「為替は安定することが重要、過度な変動・投機的な動きはしっかりと注視しなければならない」とコメントしたとのことで下落。その後、再度上昇し142円を上回るも、欧州時間に入ると再び141.30近辺まで下がる。6/20 23時時点でもとの141.6円近辺まで戻ってきている。
USD/JPYや米国債の2年物、10年物ともに下落してきている。
これが私が以前から賭けている投機筋のポジションの巻き戻しおよび米国経済の悪化を懸念しての取引なのであれば、大きな下落相場になる想定。
ただ、同じ予想をもとに3月から何度もショートにチャレンジしては大損するのを繰り返し、もう玉なしになりつつある現状を考えると、今回も予想通りにいくかどうかは怪しい。
先ほど6/20 21:30に発表された米国の新規住宅着工件数と建設許可件数は、NAHB住宅市場指数と同様に予想を大きく上回る結果だった。これを踏まえると、ショートはされるものの、そう長くは円高を維持できず、米国のインフレ退治のために高止まりした米国政策金利を踏まえ、徐々にドル高になるんだろうなと妄想。
取り急ぎ6月中は、今のショートポジションを維持し、為替相場の流れをウォッチする予定。
もう一度、ショートに賭ける理由を確認。
- 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
- IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
(6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照) - ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)
※2 Bloombergの6/12の記事より
「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」
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