USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。
米国の各指標

USD/JPYの状況
USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況
米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
2年 ・・・4.698→4.730に上昇
10年・・・3.725→3.756に上昇
IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション
基準日 | 投機筋ポジション (円買い) | 投機筋ポジション (円売り) | NETポジション |
---|---|---|---|
2023/5/16 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
2023/5/23 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
2023/5/30 | 40,738 | 136,929 | -96,193 |
2023/6/6 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
2023/6/13 | 37,088 | 141,064 | -103,976 |
IMMの表からわかること
- 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
- 6/13時点で前週に比べ逆張りによる円買いポジションの増加が見られる。
その他付加情報
Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)
- パウエルFRB議長の議会証言、金利巡りメッセージ明確化の機会
メモ:利上げについて、民主党からは否定的な質問が、共和党からは肯定的な質問があると想定
USD/JPYへの影響:フラット。FRBは現状のインフレ抑止の姿勢を変えないと予想。 - PE投資会社に報い-金利ヘッジせずでコスト急騰、傘下企業が窮地に
メモ:PE(=未公開株)投資会社が金利ヘッジを怠りデフォルトの懸念が発生している
USD/JPYへの影響:フラット。会社が多数倒産すれば信用不安からドル円の下落要因にはなりうるかもしれない。 - 強気投資家がS&P500種の上昇ヘッジする5つの理由-ゴールドマン
メモ:1年以内の米国のリセッションに備え米国株保有者はリスクヘッジを検討すべきとの見解あり
USD/JPYへの影響:フラット。米国のリセッションによりドル売りになる場合もあるが、金融不安においてはドル買いとなる場合もある
コメントと今後の予想
USD/JPYは、141.8円近辺をうろうろ。22時時点では142.08円をうろうろしている。
この後23時からパウエルFRB議長の米下院金融サービス委員会での議会証言がある。Bloombergの記事にもあるとおり、先週のFOMCの利上げも送り及び年末までの0.50%追加利上げの見通しの件について、質疑応答があると予想されているそう。個人的に市場では0.50%追加利上げの説明に納得感があればUSD/JPYは大きく上昇。なければ下落するという流れになると妄想。
なお、USD/JPYや米国債の2年物、10年物ともに上昇していることから、市場としては上昇に賭けたポジション調整をしているように見えるけど、さてどうなるか。
現在のポジションとポジションメイクの理由
取り急ぎ6月中は、今のショートポジションを維持し、為替相場の流れをウォッチする予定。
もう一度、ショートに賭ける理由を確認。
- 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
- IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
(6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照) - ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)
※2 Bloombergの6/12の記事より
「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」
コメント