一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 【米国市況】円売り継続、一時144円49銭-S&P500種は小反落 ※【9/21】Bloomberg
- 米ジャンボ利下げの正しさ裏付けか、PCE価格指数に注目 ※【9/22】Bloomberg
米国 金融政策/為替・金利相場
- ウォラーFRB理事、大幅利下げを支持した理由はインフレの減速 ※【9/22】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 円が対ドルで1%超下落、一時144円40銭-植田総裁発言後の円売り続く ※【9/20】Bloomberg
- 海外勢の現物日本株売り過去最大、指数の下げは小幅-9月第2週 ※【9/20】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- 中国の勝ち組直撃、数百万人幻滅-有能な働き手の士気そぐ危うい政策 ※【9/20】Bloomberg
- トルコ中銀、6会合連続で金利据え置き-利下げ近づいていると示唆 ※【9/20】Bloomberg
現在のポジション

一週間の振り返り(コメント)
- USD/JPY・・・週前半に139円台まで下落するも、FOMCの発表で0.5%の利下げが発表されるもそれ以上は下落せず上昇。週後半に日銀が今月の利上げ見送りを発表するとさらに上昇し143円台後半で終了。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同じ動き。
- TRY/USD・・・ドルの上昇に伴い、下落。
- 米短期・長期金利・・・長期金利>短期金利の状態が継続。じわじわ金利差が広がっているも、わずか。
- IMM投機筋ポジション・・・今週は円買いポジションの増減はほぼなし。
長期的な投資の方針(おまじない) ※週次で見直し
2023年の相場からの教訓
金利差拡大に沿ったポジション
・・・ポジションを持ったらガチホも辞さず。
金利差拡大に沿っていたとしても短期的には流れが反転した場面で負ける場合もある。
ポジションを抑えて損切りラインを決め、それを超えたらおとなしく損失確定。
損切ラインはある程度(約50pips)広く。
ポジションを抑えていれば損切りも怖くない。
金利差拡大に沿わない調整による反転狙いのポジション
・・・利益が出たらすぐ利確。長くても一週間は保有しない。
- いつ頃本格的にリセッションとなるか
・金融危機は政策金利の上昇が止まってから数カ月~数年しないと起きないか。過去のチャートを見ると政策金利の上昇が止まった後に起きているように見える。
・ただし今回の利上げは1988年以来の急激な利上げなため、金利引き下げを開始してから起きる可能性もあるか。 - リセッションとなった場合にどのような取引をすべきか
・その時点までに積みあがったポジションの巻き戻しの波に乗る。
・必ず円が上昇するわけでなく、直前で上昇していた場合に危機が起きたときに反転下落する。 - 作ったポジションはいつ引き上げるべきか
・金利差が大きい時はせいぜい1カ月で反転する。
・金利差が縮小する見込みがあるのであれば1年以上かかることも。
次週の取引計画について
今週はFOMCと日銀金融政策決定会合という大きなイベントを消化する週だった。前半FOMCでは0.5%の利下げが発表され、一時ドル円は139円台まで下落したものの、今後の利下げペースは遅い見込みとなったため、結果ドルは買われる流れとなりFOMC後はじわじわ買われる流れとなった。その後の日銀金融政策決定会合では利上げは実施せず現状の政策金利0.25%の維持が発表され、さらにドル円買いの動きとなり、週末時点で143円台後半までドル円が上昇した。
トルコも、今週は中銀政策金利の発表があり、政策金利50%の維持が発表された。ただトルコリラの値動きにはほとんど影響がなく、どちらかというとドルが買われた結果TRY/USDはジワジワと下落する流れとなった。ただし円が売られたためTRY/JPYは上昇する形となった。

トルコリラの建玉数量は先週に引き続きじわじわ上昇中。トルコリラ円のポジションが溜まっている状況は変わらず。積極的に買っていく状況ではない認識。
以前から書いているとおり、トルコリラの買いポジションが相当な量溜まっているので、どこかでロスカット狩りが実行されて250,000辺りまで建玉がなくなるまで続くかなと予想している。9月のFOMC金融政策決定会合での利下げ発表のタイミングではトルコリラ円の暴落がなく建玉数量に変動もなかったことから、たぶん別の機会に暴落するのだと予想。今年後半、恐らく11~12月頃にトルコ中銀が政策金利の引き下げを行う見込みで、その前後で暴落が発生するのでは、と想定する。そんなわけで、しばらくは基本的には様子見とする予定。
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