USD/JPYの相場に影響を与えそうな、指標やニュースの記事、雑記をメモ。
米国の各指標

USD/JPYの状況
USD/JPY 15分足

USD/JPY 日足

米国債の状況
米国債(2年)利回り

米国債(10年)利回り

前回からの変動
2年 ・・・4.705→4.720に上昇
10年・・・3.692→3.752に下落
IMM シカゴ通貨先物(日本円)投機筋(Non-Commercial)のポジション
基準日 | 投機筋ポジション (円買い) | 投機筋ポジション (円売り) | NETポジション |
---|---|---|---|
2023/5/16 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
2023/5/23 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
2023/5/30 | 40,738 | 136,929 | -96,193 |
2023/6/6 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
2023/6/13 | 37,088 | 141,064 | -103,976 |
2023/6/20 | 32,244 | 139,900 | -107,656 |
IMMの表からわかること
- 直近1か月での投機筋のポジションは円売りに傾いている
- 6/13→6/20の一週間で円買いも円売りも微減。ということはポジション解消が進み始めたということ。この動きは6月末にかけて進むと予想。
その他(本日のニュース記事等)
Bloombergの記事から気になるものを紹介。(詳細はリンク先の記事を参照)
- 年内の米利下げ、トレーダーは断念-ヘッジファンドの一部になお期待
メモ:米短期金利市場のトレーダーはFRBの年内利下げ予想を放棄し始めている。なお年内の金利上昇は1回で終わりと見るトレーダーが多い。一方、一部投資家は未だ利下げをあきらめていない。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。 - モルガン・スタンレー、7月の米利上げ予想-パウエル議長発言受け
メモ:モルガン・スタンレーの一部エコノミストは7月の利上げを予想。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。 - 神田財務官3年目続投、円買い介入の手腕評価-市場で警戒続く
メモ:2022年に円買い介入で手腕を発揮した神田財務官が3年目も続投となった。
USD/JPYへの影響:フラット。円買い介入の可能性は依然からくすぶっており、続投したからといって何が変わるわけでもない。 - ドル・円は143円台後半に上昇、円先安観が優勢-当局けん制には警戒
メモ:海外勢はまだ円安は進むと予想。
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。 - 為替相場「急速で一方的」、行き過ぎた動きに適切対応-鈴木財務相
メモ:「為替動向を強い緊張感持ち注視」「円安はプラスとマイナス両方の影響がある」「物価高には物価高騰対策を着実に執行」と発言
USD/JPYへの影響:ドル買い円売り。日本としては円安によるメリットの方が大きいという判断なのだろう。 - ECB、ピーク金利に達したと近く宣言できない-ラガルド総裁
メモ:欧州中央銀行(ECB)は利下げサイクルを終了できないだろうとらガルド総裁が発言。
USD/JPYへの影響:円売り。EUR/JPYでも円は売られやすい状況。欧州の経済の悪化によりここ数日円買いの流れとなっていたが、逆流の動きとなるか。
コメントと今後の予想
本日は日中は143.45を中心にレンジ相場。16時以降の欧州時間に入り円安が進み143.90を超える場面があるも、その後下落し21:30以降の米国経済指標発表時間帯へ入る。
先ほど23:00の米国経済指標発表があった。やはり住宅販売件数、消費者信頼感指数ともに好調。詳細は表を見てもらえれば。
気になることとして、ここ最近の商業用不動産の不良債権問題やクレジットカードの延滞状況、株価の動きと、消費者の景況感が合っていないような気がする。一般消費者は家買ったりいろいろ消費したりとすごく楽観的で、ビジネスやっている人たちは危機感を持っているのかね。
これって、
消費者が楽観的過ぎてインフレ収まんない
→ 経済に悪影響が出まくっているけどインフレ収まんないから金利を上げるor維持せざるをえない
→ 金利を下げれない間に経済に致命的なダメージが蓄積されていく
→ グレートリセッション
っていうコンボに入っちゃっているような。
とはいえ、まだダメージが蓄積されている最中なので6月中のドル円下落シナリオにはつながらないのが悲しい。Bloombergの記事を見ても、円買いにつながりそうな記事は無いしね。
このあと、ルーチンワークで見て回っている経済系youtube動画も見て回って寝ますかね。
現在のポジションとポジションメイクの理由
現在のポジション

6/24に作ったショートポジションは、先ほどの円安相場の動きであっけなく消されました。
先ほど米経済指標が好調だったお陰でもともとのポジション143.80くらいまで上がったので、そこでショートを置きなおしてます。
ポジションメイクの理由
6月中のポジションメイクの理由は以下のとおり。近々下落相場に入るとは思うんだけれど、それがいつになるのかが読めず、とにかく上がったとこでショートするしかない。直近だと6月末までの次週1週間が最も確率が高いと想定。一方で7月に入った場合には長期戦になると想定されるため、ポジションは解消して様子見をする予定。
- 米国や欧州、中国の景気の減速が徐々に進行
- IMM投機筋が積み上げているJPYショートの巻き戻し
(6/13の雑記のIMM投機筋ポジション参照) - ヘッジファンドの米国債のショートの巻き戻しを期待(※2)
※2 Bloombergの6/12の記事より
「ヘッジファンドの債券弱気派、米国債のショートポジション拡大続ける」
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