一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

※上記グラフは以下のページにも掲載。
IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 米黒人女性の失業率は急上昇、過去1年続く悪化トレンドに拍車 ※【5/3】Bloomberg
- ウォール街、勢い取り戻すも市場に乖離-リスク志向投資家に警戒信号 ※【5/3】Bloomberg
- 【米国市況】国債利回り急伸、S&P500は9日続伸-ドル145円近辺 ※【5/3】Bloomberg
- 米中に雪解けの兆し、通商協議始動へ期待高まる-進展にはなお障害 ※【5/3】Bloomberg
- 米国の製造業復活に暗雲-トランプ関税で中国から機械輸入できず ※【5/4】Bloomberg
米国 政策/為替・金利相場
- 米中に雪解けの兆し、通商協議始動へ期待高まる-進展にはなお障害 ※【5/3】Bloomberg
- トランプ予算案、非国防費23%カット-定例の経済・金利見通しは省略 ※【5/3】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 日銀会合注目点:米関税受けた経済・物価見通しと総裁会見-政策維持へ ※【5/3】Bloomberg
- 関税の完全撤廃が「一貫した立場」、赤沢再生相が対米交渉から帰国 ※【5/3】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- OPECプラス、日量約41万バレルの6月増産で合意-加盟国代表者 ※【5/3】Bloomberg
現在のポジション

一週間の値動きのポイント
- USD/JPY・・・143円台中盤で始まり、一時142円台まで下落するも日銀の政策金利据え置きや2回目の日米関税交渉でも為替の話題が出なかったこと、金曜日の米国雇用統計の結果が無難なものであったことを受け、最終的にドル円は144円台後半まで上昇して終了。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.74円台で終了。
- TRY/USD・・・小動きながらも下落継続。
- 米短期・長期金利・・・ドル円と同様の動き。先週の逆相関は継続せず。
- IMM投機筋ポジション・・・円買いポジションの増加継続3週目。さすがに勢いはなくなって微増に留まる。
今週の相場について
今週は週後半に日銀金融政策決定会合、日米関税交渉の2回目、米国雇用統計と大型のイベントが続く週となった。結果は日銀金融政策決定会合では政策金利は据え置かれ、関税交渉では為替に関する話題は出ず、雇用統計は先週ほど良くはなかったものの市場が想定していたほど悪くもなかった。
結果、ドル円は上昇を続け一時145円台を回復する場面もあった。ただし週末に勢いは衰え143円台後半まで下落して終了となった。
関税交渉はあまり進捗がない状況。日本も急ぐ姿勢は見えていないため、6・7月頃までは交渉が続くとみられる。IMMポジションは増加ペースが落ち着いてきた。為替も先週付けた139円台が底だったように見える。
ポジションについて、5/5~5/6が日本勢のGWで休場なことからポジション調整が行われることを見越して売りポジションを作ったところ、想定通り下落。利確をいつするか様子見中。
トルコリラの買いポジションについては、今週も大きな動きなし。ポジションは微減。

次週の取引計画
今週は円買いの動きもドル売りの動きも円買いの動きも落ち着き。特に円買いの動きは反転しつつあるように見える。IMM投機筋の動きとしても円買いドル売りポジションの増加は落ち着いたように見える。そろそろ反転するか。直近のイベントの結果は以下のとおり。
①4/22~4/24の加藤財務相・ベッセント財務相協議 →4/24 ドル円レートの話題は出ず
②4/30~5/1の日銀政策金利決定会合 →5/1 政策金利据え置き
③5/2 米国雇用統計 → 5/2 無難な結果
~日本勢GW(5/5~5/6)
④5/6~5/7 FOMC
投機筋のポジションの増やし方だけを見ると144円台ではまだ満足してないように見えるんだよね。少なくとももう一度139円台まで下げる場面がありそう。直観なので外れる確率の方が高いけど。
6月末の欧米金融機関の中間決済に向けでの投機筋のポジション解消は、4/29時点ではまだ起きていない。遅くとも6月上旬には解消するタイミングがありそうだけど、さてどうなるか。5/5~5/6GWを狙った仕掛けがあることも想定していたけど、5/2まで上昇した動きを見ると可能性としては低そう。
引き続き、米国の経済指標がどうなっていくかを見守るような週になると予想。無理にポジションは持たずに様子見かな。
トルコリラの投資について、潜在的なトルコのリスク(=エルドアン政権のリスク)に今後も引き続き警戒する必要がある。トルコリラ円の下落は止まっているけどトルコリラ買いのポジションが微減の流れは止まらず。もしTRYを買うとしたら同暴落により250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングを狙う予定。2028年までにあるであろう大統領選挙でエルドアン大統領が勝利することは無いと思っていて、エルドアン大統領が負けた後の方が安心して買えると考えている。引き続き、様子見の状況が続く見込み。