一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画
一週間の相場の動き
USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

※上記グラフは以下のページにも掲載。
IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

一週間のニュース記事
米国 経済
- 【米国市況】S&P500横ばい、米中協議に市場身構え-145円台前半 ※【5/10】Bloomberg
- アジア超富裕層、米国へのエクスポージャー急速に縮小-貿易戦争響く ※【5/11】Bloomberg
米国 政策/為替・金利相場
- トランプ米大統領、関税は常に最低10%-「例外もあり得る」 ※【5/10】Bloomberg
- ベッセント米財務長官、債務上限巡る特別措置は8月に枯渇も ※【5/10】Bloomberg
- トランプ政権、通商交渉の優先リスト策定-経済規模は大小さまざま ※【5/10】Bloomberg
- FRBは年内に利下げしないとの見方、オプション市場で急速に拡大 ※【5/10】Bloomberg
- FRB高官ら、利下げ検討の意欲見せず-慎重姿勢を浮き彫りに ※【5/11】Bloomberg
日本 金融政策/為替・金利相場
- 石破首相、米英合意は一つのモデルだが日本は撤廃求めている-米関税 ※【5/11】Bloomberg
その他 欧州、新興国
- 印パ、緊張緩和に前向きな姿勢示唆-各国が戦争回避強く求める ※【5/10】Bloomberg
- カナダ失業率6.9%に悪化、トランプ関税打撃-6月利下げ観測強まる ※【5/10】Bloomberg
- プーチン氏、15日にウクライナとの直接協議提案-停戦要請に言及せず ※【5/11】Bloomberg
現在のポジション
※ポジションの保有なし
一週間の値動きのポイント
- USD/JPY・・・144円台後半で始まり、一時142円台まで下げるも米中関税交渉開始との報道で上昇。最終的にドル円は145円台前半で終了。
- TRY/JPY・・・ドル円とほぼ同等の動き。3.75円台で終了。
- TRY/USD・・・下落継続。
- 米短期・長期金利・・・ドル円と同様の動き。利回り上昇。
- IMM投機筋ポジション・・・先週と同水準。円買いポジションの増加はほぼ見られず。ついに円買いの動きが止まる。
今週の相場について
今週のイベントは日本のGWとFOMCくらい。FOMCでは市場の予想どおり利上げは行われず、不確実性が高まっているとのコメントあり。他は特にイベントなしと思われたけど、5/6の朝に突如米中関税交渉が開始されるとの報道がありドル円の上昇し始め、金曜日には米英関税交渉が完了したとの報道があり145円台を回復して週末となった。
関税交渉で最初に合意したのは英国となった。ただ他国と比べて貿易黒字は小さく、交渉の障害が多くなかったことが要因との見方もある。他国はもう少し揉めるだろうね。IMMのポジションは特に動きなしだけど、ドル円は上昇トレンドに入ったように思う。そろそろ下値で買う動きをし始めてもいいかも。
ポジションについて、GWが無風で終わったことからポジションの長期保有はせずに利益が出たらさった引き上げるスタイルを続けている。ただドル円が上昇トレンドに入ったように見えることから、そろそろ長期で保有するためのドル円の買いポジションの仕込みを始めようかな。
トルコリラの買いポジションについては、微減が続いている。トルコリラ買いのトレンドは終了した模様。

次週の取引計画
今週は円買いの動きもドル売りの動きも円買いの動きも落ち着き。特に円買いの動きは反転しつつあるように見える。IMM投機筋の動きとしても円買いドル売りポジションの増加は落ち着いたように見えており、そろそろ反転すると見ている。直近のイベントの結果は以下のとおりで、あまり大きな動きは出なかった。
①4/22~4/24の加藤財務相・ベッセント財務相協議 →4/24 ドル円レートの話題は出ず
②4/30~5/1の日銀政策金利決定会合 →5/1 政策金利据え置き
③5/2 米国雇用統計 → 5/2 無難な結果
~日本勢GW(5/5~5/6) → 5/11 一時ドル売りの流れが出るも盛り上がらず。
④5/6~5/7 FOMC → 5/11 利上げは行われず。
今年のGWは特に大きなイベントもなくスルっと終わってしまった。投機筋のポジションの増加も落ち着いたようだし、この後のドル円はじりじり増加しそう。
6月末の欧米金融機関の中間決済に向けでの投機筋のポジション解消は、5/6時点でまだ起きていないけど、5/11にかけてだいぶドル円が上昇したので、5/13の発表では解消の始まりが確認できるかもしれない。
来週は米中の関税交渉の結果を受けて、引き続きドル円が上昇するのか、期待の剥落から下落するのかが分かれそう。下落するとしてもそこまで大きな下落となるには燃料が足りず、せいぜい142円近辺まで下落して上昇しそう。そろそろドル円は買いの機会を伺う時期かなと思っている。
トルコリラの投資について、潜在的なトルコのリスク(=エルドアン政権のリスク)に今後も引き続き警戒。トルコリラ円の下落は止まっているけどトルコリラ買いのポジション微減の流れは止まらず。TRYを買うとしたら250,000辺りまで建玉がなくなったタイミングを狙う予定。2028年までにあるであろう大統領選挙でエルドアン大統領が勝利することは無いと思っていて、エルドアン大統領が負けた後の方が安心して買えると考えている。引き続き、様子見の状況が続く見込み。