2025/6/16週の振り返りと次週の取引計画

為替相場

一週間の振り返りと次週のエントリ・手仕舞いの計画

一週間の相場の動き

USD/JPY 15分足

TRY/JPY 15分足

TRY/USD 15分足

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近4年)

米国債(2、10年)、USD/JPY、政策金利 日足チャート(直近2年)

 ※上記グラフは以下のページにも掲載。

 為替/米国債/政策金利の推移 短期データ

IMM シカゴ通貨先物投機筋(Non-Commercial)ポジション(日本円)

※今週は発表なし

一週間のニュース記事

米国 経済

米国 政策/為替・金利相場

日本 金融政策/為替・金利相場

その他 欧州、新興国

現在のポジション

なし

一週間の値動きのポイント

  • USD/JPY・・・17日に144円を割る場面があったものの、それ以降はきれいな上昇トレンドとなり、週末時点では146円台を回復して終了。週を通じて2円程度の上昇となった。
  • TRY/JPY・・・レンジ相場。今週のドル円の動きはドルが上昇したことによるもの。
  • TRY/USD・・・週を通じて下落。
  • 米短期・長期金利・・・先週に引き続き下落。
  • IMM投機筋ポジション・・・今週は発表なし。

今週の相場について

 先週とは異なり、週を通じてきれいな上昇トレンドとなり、値幅は2円と狭い値動きとなった。イベントとしてはFOMC(17、18)とイスラエルとイランの戦闘による中東情勢の悪化があったけれど、FOMCは予想通りの結果となったことから値動きはほぼ中東情勢の悪化によるものと思われる。
 円もドルも安全資産と言われているけれど、今回はドルが強い状況。これはどちらかというとドル売りや円買いポジションが積み上がっているため、リスク回避の際のポジション解消による巻き戻しでじわじわとドル円が上昇しているのだと想定している。

 なおポジションについて、19(木)か20(金)あたりで週末に米国がイランを攻撃するという記事が出たことからリスク回避を目的として木曜日あたりで利益の乗っていたポジションを利確。ノーポジの状態で週末を迎えている。案の定本日22日朝に米国がイランを攻撃したようで、ノーポジにしといてよかったとほっとしている。先ほども書いた通り、米ドルも円もリスク回避の際に買われ傾向があり、ドル円がどちらに動くかはその時々の市場のコンセンサス次第なので、来週は市場の値動きを俯瞰してどっちに動こうとしているのかを判断することになる。

 トルコリラの買いポジションの増加はほぼなし。トルコ中銀による政策金利の発表もあったけれど、据え置きのまま。中東情勢も悪化しつつあるので、しばらくは様子見となる見込み。

次週の取引計画

 来週の相場は中東情勢で振り回されることになりそう。当たらない前提の予想だけど、6/22の米国によるイラン攻撃を受けて来週前半はドル円は上昇するんじゃないかな。IMM投機筋の円買いポジションがすべて巻き戻された場合には、一時150円近辺までドル円が上昇しそう。その後米国とイランの戦争が長期化する見込みとなれば、逆にドルが売られることになると考えている。

 ただこの辺りは市場が何をどう安全と判断するか次第だし、円を買っていた投機筋からするとなるべく安い値段で円を売りたいはずだから、いろいろ理由をつけて円買いトレンドを発生させるかもしれない。まずは週明け早朝の相場がどんな感じになるのか見ながら、あまりに方向感がわからなければあえて取引をせず様子見するのもアリかなと思っている。

 トルコリラへの投資は、しばらく休止かな。エルドアンリスクがくすぶっている状況だし、中東情勢もきな臭いし。正直何が起きるかわからない。今年の8月あたりに米国の失業率悪化によるドル円下落とトルコリラのストップロス狩りによる下げによりトルコリラ暴落を想定していたけど、中東情勢の影響がどう出てくるかわからないので今後の展開が全く読めなくなった。今後何が起きるかわからないけど、買うタイミングは250,000辺りまで建玉がなくなったたいみんぐかなと考えている。